サンモリッツ 英国上流階級のたまり場クレスタラン、クルムホテルのサニーバー

バドラッツパレスホテル

広い大理石のバスルームは床暖房、クルムホテルは伝統の中にもモダンを取り入れています。

アメニティーも充実
クルムホテル・バドラッツパレスのような5星プラスのホテルには、5星プラスといわれるにふさわしいいろいろなサービスがありますが、スキーウェアやブーツ、スキーなどすべてホテルでクリーニングし、次回の滞在まで預かっていてくれることもそのひとつにあげられるでしょう。

シーズン中何度もホテルに滞在することになりますから、そのたびにスキーウェア・スキーブーツ・スキーなどを持って帰ってまた持ってくるのは面倒です。または12月から3月末までずっとサンモリッツのホテルに滞在し、ロンドンに少しだけ戻り、今度は夏の社交場サルディニアに滞在するという方も多く、まさに1年間移動し続けるわけですから、スキー用具はすべてホテルに保管しておく、というのはまあ合理的な考え方ですよね。

ホテルでは、シーズンがおわると(または滞在ごとに)これらをクリーニングしておいてくれます。
今回も、前回の滞在の後スキーウェアーをクリーニングしてくれ、部屋に用意しておいてくれます。スキー用具もきれいに整備され、クリーニングされ、1階のスキー用具室の私たちの部屋番号のところに置いておいてくれます。このようなホテルでは、いつも滞在する部屋番号は同じです。

スキー場でスキーだけしてはいけないということはニューイヤーズイブのことろでも書かせていただきました。サンモリッツ滞在中はバトラッツパレスホテルかクルムホテルに、ホテルで行われるパーティーなど目的に合わせて宿泊しますが今回クルムホテルに滞在していることのひとつに「クレスタ・ラン」(Cresta Run)125周年ということがあります。

ヨーロッパ冬の社交場サンモリッツを作ったのは英国人であるということは前回ご説明させていただきました。

ゴルフ、テニス、ラグビーなどいろいろなスポーツをつくりだした英国人ですが、冬のスポーツも同じこと。クレスタランでおこなわれる競技は今でもすべて英語が使用されます。
ちょうど今年冬のオリンピックが開催されていますので、みなさんもご覧になっていることでしょう。
ボブスレー、ルージ、スケルトン が行われているコース、あのコースがサンモリッツにあり、クレスタ・ランというわけです。

エイミー・ウイリアムスさんがスケルトン競技で、英国人女性として(それもブリティッシュではなくイングリッシュです!!)何十年ぶりかで冬のオリンピックで金メダルをとり、サンモリッツの英国人社会も大騒ぎです。

このクレスタ・ランで競技を行うにはメンバーになることが必要で、もともとは英国人高級軍人、貴族など上流階級の男性しかメンバーになることはできませんでした。今でもその伝統は生きています。このクレスタ・ランのメンバーズクラブを中心にサンモリッツは冬の社交場として成長していったのです。このメンバー達(自分たちではライダーと呼んでいますが)が集まるのがクルムホテルのサニーバーです。
夕食時は日本食ブームをうけて、「ニトウ」というレストランが入り、日本食を楽しめます。最近はやりの「なんちゃって日本食」ではなく、本当の日本食をいただけます。

神戸牛のすきやきがおすすめです。食事が終わるころから「ライダー達」が集まってきます。
彼らはほとんどが英国上流階級・貴族のおぼっちゃまで、英国上流階級の英語「プラムを含んだような美しい英語」を話します。

全員ウィリアム王子にみえます。(まあ、実際に王子の友人もいらっしゃいますが)そのお坊ちゃまがたにむらがる女性たちも見ものです。本当の英国人お嬢様方にまざって、「普通の女の子」や「ウィリアム王子のような英国上流階級のおぼっちゃまにあこがれている成金階級の女の子」「純粋に英国人男性にあこがれているヨーロッパの女の子」などみていて本当に楽しいですし、若いっていいなあ、と結婚して子供がいる友人達とついほほえましくこの光景を見守って(楽しんで??)しまいます。
もちろん彼女たちの衣装も必見です!

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