ハロウィーン

多くの方がご存知の通り、10月31日はハロウィーンでした。最近日本にも浸透してきたようですね。

ハロウィーンはいってみれば日本のお盆。

11月1日が万聖節(アールソールズデーともいいます)でカソリックの国では休日となり、お墓参りにいく家族が多いです。イギリスは英国国教会(プロテスタント)なので、お休みにはなりません。

その11月1日の前夜には悪霊や魔女がさまようということで、それを追い払うために悪霊の仮装をして町を行進します。

もともとスコットランドやアイルランドといった「農民」が住む場所で行われたため、ロンドンに住むお金持ちには浸透しなかったようです。アメリカに移住した特にアイルランド系移民によりアメリカに広まり、大人から子供まで仮装して楽しむお祭りとなっています。

現在イギリスでは、子供のお祭りというムードで子供が仮装をし、「Trick or treat ?」といいながらご近所のドアをたたいて回ります。これは、お菓子をくれないといたずらするぞー、という意味で、悪霊に食べものを与えて消えていただこう、という考えです。

最近はアメリカのように大人も仮装をして参加するパーティーを企画するパブなどが増えてきましたが、やはりまだまだ「子供の祭り」もしくは「庶民の祭り」といった雰囲気がただよっています。
もし思いっきりハロウィーンのお祭りを楽しみたい、ということでしたらもちろんアメリカですが、イギリスやヨーロッパでそれを楽しめる場所があります。

「ディズニーランドパリ」です。
ハロウィーンの夜は、夜中1時までディズニーランドがオープンして、あちこちに妖怪やカボチャのおばけが歩きまわっています。ヨーロッパ中から人が集まりますがイギリス人はすぐにわかります。子供は思いっきり仮装しているのに、大人は仮装せず、せいぜい魔女の帽子をかぶっている程度。いかにも「私たち、子供のためにこにいます」という雰囲気が伝わってきます。

家族思いで、いつも家族で行動するイギリス人なのに、このときばかりはお母さんと子供、それに叔母、といったグループが目立ちます。

それにくらべてヨーロッパの方々(イギリスではコンティネンタルと呼びます)は、大人も仮装して子供と一緒に楽しんでいます。



(一番目立っていたグループ。これ、全部男性です。衣装はすべて手作りだそうです!さすがファッションのフランス?)


とにかくすごい人なので、アトラクションの列も2時間になるものが多く大変です。「Time is money」ではありませんが、ディズニーランドホテルのスイートルームをはじめとする「カッスルクラブ」に宿泊するとVIPファーストパスがもらえますので、ファーストパスを発行しているアトラクションなら、何度でも好きなだけ好きなときにアトラクションに並ばずにのれます。
また、カッスルクラブ、スイートルームの宿泊者専用ラウンジでは毎日アフタヌーンティーが無料で楽しめます。ディズニーランドに行って、一度アフタヌーンティーのためにホテルに戻るなんてと思われるかもしれませんが、何泊もする方がほとんどなので、1日中ディズニーランドにいる、ということはないようです。

(スイートルーム専用ラウンジでのアフタヌーンティー。ハロウィーンがテーマですので、黒いクロスを使い、お菓子も黒やオレンジを使ったものが多いです)

宿泊したスイートルームは「ウォルトディズニーアパートメントスイート」。ダイニングテーブルもある大きなリビングルームに大きなベットルーム、ウォークインクローゼット、壁などあちこちにはディズニーキャラクターが飾ってあって、子供は大喜びなのですが、金額は入場券やVIPファーストパスなど込みで3泊で5000ポンド(約80万円)。 一緒に行った友人たちと、つい、子供ができる前は、いったい何にお金を使っていたんだろう、と真剣に話あってしまいました。子供ができた後はすべて「子供のために」になりますから。それでも子供の楽しそうな顔を見ると、「It's worth it」なんですよね・・。

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