ハロッズで英国式朝食を

英国式朝食ーイングリッシュブレックファーストはその優雅な英国の歴史をあらわす習慣のひとつです。

100年前は朝から9コースあったという英国式朝食は「働かなくてよい」からこそできるもの。


近年アメリカでブレックファーストミーティングなるものが生まれ、朝食を食べながらビジネスミーティングをするというおそろしい慣習ができてしまいましたが、英国式はまったく異なります。

いくつかのホリデー先でのブログでも紹介しましたが、1時間ー2時間ゆっくりと時間をかけ、たっぷりと朝食をいただき、ランチはなし、これが英国式朝食です。ご主人や奥様が仕事をしている一般家庭では、週末やホリデー先でしか英国式朝食をいただかなくなってしまいましたが、40歳で十分な財産をつくって引退するアッパーミドルクラスや働かなくてもよいアッパークラスでは今でも毎日英国式朝食をいただきます。

日本人駐在員の方々がいつも驚かれる、「働かない英国人」(まあ、働かなくてもよい英国人といったほうが正しいでしょうけれど)は、仕事をしている方でもその階級や地位によっては奥様とゆっくりと朝食を楽しんでから会社に出勤という方も多くいらっしゃいます。私のように郊外に住んでいるとカフェやレストランでご夫婦でゆっくりと朝食を召し上がっている方々を多くみかけます。

ご主人様はビジネススーツを着ていらっしゃいますので朝食後出勤なさるのでしょう。会社に出社するのはほぼ昼になるのではないでしょうか。もちろんそれでも夕方5時には帰宅します。ホテルでもすてきな朝食をいただくことができますが、私が気に入っているのはハロッズ。週に最低1回は主人と一緒にハロッズで朝食を楽しみます。場所は5階(英語では4th フロアです)のジョージアンレストランに併設されているカフェ。テラス席もあります。昼間はブッフェが有名なレストランですが、朝は併設のカフェ部分しかオープンしていません。


(美しいジョージアンレストラン)
写真のように美しいジョージアンレストラン。平日はとても静かなのでとてもおすすめです。まず温かい飲み物と冷たいジュースが一緒にサービスされます。冷たいものと温かいものが一緒にでてくるなんて・・と思うかもしれませんが、これはいただくときの気分で選べるように、です。どちらからいただいてもかまいません。また、まずティーをいただいてお食事のときにジュースでもいいですし、逆でも結構です。もちろんコーヒーを注文しても大丈夫です。次にフルーツとペイストリーがサービスされます。
(まずはフルーツとペイストリー)
コース料理ですので、これらを食べ終わらないと次のメインがサービスされません。食べきれないという時には、カトラリーをお皿の上にまっすぐならべてこのコース料理をいただきおわったという合図を示します。お皿が下げられ、しばらくするとメインがサービスされます。お料理の間のサービスは時間をあけるのが正式ですので、時間がないとう方には全くおすすめしません。メインはすべて料理してあるものです。
(メイン)
卵料理、(目玉焼き・フライドエッグ、スクランブルドエッグ、ポーチドエッグです。オムレツは大陸式なのでありません)、ベーコン、焼きトマト、マッシュルーム、ソーセージ、ポテトです。 ハロッズのオープン時間は午前10時、この朝食は午前11時までしか注文をうけません。
金額は一人19.50ポンドです。ゆっくりと優雅に朝食を楽しんだら、もちろんそのままお買いものです。
おなかがいっぱいになっていい気分でいる主人におねだりです。これは英国人の友人からのアドバイス。「ご主人がおなかがすいているときにおねだりはぜったいにしてはいけない」
子供が学校に行っている間に夫婦でゆっくり朝食をいただき、ショッピング。その後6階のビューティーサロンURBAN RETREAT でトリートメントを受け、午後はまた数時間仕事をしてきたご主人、またはお友達とアフタヌーンティーをジョージアンレストランでいただく。こんな平日の1日をハロッズで送るのも、ロンドンで暮らすアッパーミドルクラスの日常の1コマです。

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