ホテルリッツでのクリスマス

クリスマスシーズン中は多くの素晴らしいロケーションでたくさんのパーティーや友人とのディナーがありますが、個人的に好きな場所はロンドンのリッツホテルです。リッツホテルの内部のデコレーションはロンドン一ともいわれています。





このホテルのオーナーはバークレー兄弟。英国人ビリオンエラーとして有名です。最近サボイホテルをはじめ、多くのホテルが外国人資本となっている中、このホテルは英国人オーナーです。チャールズ皇太子をはじめロイヤルファミリーがよく訪れることでも有名です。


パームコートでのアフタヌーンティーは確かに有名ですが、午前11時から夜7時まで5回転、1時間半しか時間がないということで、以前リッツでアフタヌーンティーを楽しんでいた方々はもうみることはできません。ほとんどが観光客です。英国人でも英国北部からきた観光客。


パーティールームでアフタヌーンティーパーティーを行うことのほうが普通です。でもとっておきのアフタヌーンティーを楽しむ方法があります。それは宿泊すること。お部屋でゆっくりとバトラーつきで優雅にたのしむことができます


クリマスシーズンには、リッツホテルのレストランではディナーダンスが行われます。ダンスフロアが生バンドの前に設けられています。

ダンスはコース料理の間にいただいてもよろしいですし、お食事の後、食後酒やコーヒーをのみながら踊られても結構です。

毎年友人達とディナーダンスにリムジンで行きますが、(昨年のブログもみてみてください)今年は日曜日に子供達のブランチパーティーもあるので、週末にかけて子供も一緒に宿泊することにしました。私達もそうですが、夫婦だけでリッツをはじめホテルに宿泊することは多いのですが、子供と一緒に宿泊というのはホリデー以外なかなか機会がありません。

お部屋でアフタヌーンティーを楽しむのならやはりスイートルームをおすすめします。美しいインテリア、広いバスルームに、ウォークインクローゼット・・すべてがエレガントです。


スイートルームは1泊1000ポンドほどから宿泊できます。(日本円で約14万円)子供のために、子供用バスローブ、スリッパ、プレゼントも用意してくれます。






金曜日に私と主人が先にホテルにチェックインし、まずはゆっくりとシャンパンアフタヌーンティーを楽しみました。




バトラーがシャンパンやティーを注いでくれたり、本当に優雅にアフタヌーンティーを楽しむことができます。ミルクやシュガー、ホットウォーターもすべてバトラーにおまかせです。


伝統的な具とモダンな具で楽しめるサンドイッチ、フワフワのスコーンと大満足です。

アフタヌーンティーが終わるころ、ナニー(子守)が、娘を学校から連れてきてくれました。ホテルからの娘の名前がはいった本のプレゼントなど娘は大喜びです。こうした世界でも一流といわれる場所に子供のころから訪れておくのはとても大切なことです。


パリのリッツホテルには何度も滞在したことがある娘ですが、ロンドンのリッツホテルははじめての滞在です。なにしろホテルから30分の場所に住んでいますからなかなか機会がありませんでした。私自身は、結婚前の女性だけのパーティーをヘンナイトといいますが、このヘンナイトをリッツホテルでアフタヌーパーティーからはじまり、その後「ちょっとはめをはずした」時間を週末かけて楽しみました。お部屋も本当に素敵なスイートルームで、結婚前の楽しい思い出のひとつです。英国人友人10名も宿泊し、かなりの部屋数で、そのフロアーは騒がしかったと思うのですが、ホテルの支配人が「ご結婚おめでとうございます」とわざわざ挨拶にきてくれ、「騒がしくないでしょうか?」と恐る恐る聞いた私に、「そんなことなどきにせずに楽しみなさい」と言ってくれたのを覚えています。あの頃は、10年後に8歳になった娘と一緒に滞在するなんて想像してもいませんでした。



(気の利いたプレゼントに子供も大喜び)

(子供用バスローブ、スリッパも用意してくれます)


夜は友人達とリッツレストランでディナーダンスです。男性は多くの方がブラックタイ(アメリカ式だとタキシード)またはダイレクターズスース、女性はカクテルドレスです。


「ロベルト・カバリのカクテルドレス」


ドレスアップした親の姿を子供にみせることはとても大切だと英国ではいわれています。子供はナニーにまかせますが、ナニーが一緒でない場合には、ホテルにベビーシッターをたのみましょう。友人がベビーシッターを頼みましたが、絶賛していました。5時間で70ポンド程度だそうです。


ディナーダンスは毎年おこなわれていますので、皆さまもぜひおでかけください。世界で一番美しいといわれているレストラン、通名ブランドのカクテルドレスに身を包んだ美しい女性達。かなりご年配の方々も多いのですが、本当にエレガントで、こんなふうに年齢を重ねたい、と思ってしまいます。日本で70歳の女性が大きく胸があき、肩がでたドレスを着て、男性にやさしくエスコートされてダンスを踊っている姿をみることはほとんどないと思います。(残念ですが)


パームコートと違い、写真撮影は禁止されていますのでお気をつけください。クリスマスシーズンは特に、ディナーダンスの後カジノにでかけます。リッツホテルにはリッツクラブがあり、カジノが楽しめます。(メンバーと宿泊者のみ・もちろん写真撮影不可)

翌日は同じレストランで朝食をいただきます。朝ですからスマートカジュアルで。もちろん子供と一緒に美しいレストランで、ゆっくりと朝食をいただきます。私達は、土曜日はレストランで、日曜日はブランチがございましたので、お部屋で簡単なコンティネンタルブレックファーストをいただきました。朝のリッツホテルは大好きです。静かで、ゆっくりとその美しいデコレーションを楽しむことができます。


(ひっそりとした朝のリッツパームコート)

美しいスイートルームで、バトラーつきアフタヌーンティー、ドレスに着替えてディナーダンス、そのあとはカジノ&バーでカクテルを楽しむ・・

朝は宿泊者のみレストランで朝食をいただきながらあらためてその美しいレストランを堪能する、クリスマスシーズンを十分に楽しめた週末でした。

これから最後のパーティーラッシュの後、家族でクリスマスをロンドンのホテルで過ごし、年末年始は例年通りスイスでスキーです。

英国にお住まいの方、美容師さん、スパサロンのビューティーシャン、庭師さん、クリーナー、郵便屋さんなど自分で雇っていないけれど仕事をしてもらっている方にはクリスマスティップを忘れないでくださいね。クリスマス前最後に仕事をしてもらったときに渡します。郵便屋(ポストマン)にティップを渡しておくと本当によくしてくれます。特にこの郵便がなくなったりする英国ではとても大切です!家政婦など雇っている方には大きなクリスマスプレゼントを渡します。クリスマスティップは5ポンドから20ポンド(必ずお札で!)を小さなクリスマスカードに入れて渡します。もちろん「Thank you ・ありがとう」の一言を忘れずに。


今年もお世話になりました。通学のウェイティングをいただいている方、本当にごめんなさい。お待ちいただいてありがとうございます。


多くの方に通学コースのウェイティングをいただいておりますので、せめて通信教育コースの方は1月のセール時期に合わせ、1月5日から割引セールを行います!


皆さま、素敵なクリスマスとよいお年をお迎えくださいね。

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