クリスマスシーズンのロンドン

2011年は日本での津波災害、ヨーロッパの経済崩壊など暗いことが多かったように思います。


英国でのバブル崩壊から2年がたち、なんとかもちこたえていた中小企業が続々と倒産しています。連絡がとれないと思ったら倒産していた、ということも少なくありません。私たちのスクールが取引していた会社も倒産してしまい、驚きました。もともと階級がある英国では、その差がどんどんひろがっているように思えます。あいかわらず豪華なクリスマス旅行をする友人もいるかと思えば経済的に余裕がないので、今年はクリスマスを祝うことができません、といっている方もいます。


2012年は、ロンドンオリンピック、女王陛下即位60周年(ダイヤモンドジュビリー)が予定されてり、英国全体がよい雰囲気になることを願っています。


何度か書いているように、クリスマスシーズンというのは1月6日まで。クリスマスから12DAYSです。それまではクリスマスの飾りをとったりしてはいけません。縁起がわるいとされています。


そういえば、今年はプラスティックのクリスマスツリーの売り上げが伸びたそうです。なんども使えるプラスティックのクリスマスツリーは「経済的に豊かではない」ことの象徴とされており、多くの家庭では本物のツリーを購入します。



(写真 クリスマスツリー売り場)


写真のようにところどころにクリスマスツリー売り場ができます。




購入するツリーがきまったら、スタッフの方にお願いすると写真のように、大きな器具にいれ、ネットでツリーをラッピングしてくれます。


郊外に住んでいると、1家庭で数台の車を所有していますが、必ずフォーバイフォー(日本語でいう四駆) を持っています。別名チェルシートラッカーともいいますが、この車があれば2メートルくらいのツリーなら問題なく運べます。もちろん家まで配達してくれる場所も多いのですが、家族でツリーを買いに行き、車にのせ、家についてクリスマスツリーを主人が庭師さんの助けをかりながらセッティングし、私と娘でデコレーションする、というのが我が家のクリスマスシーズンのはじまりの行事となっています。

ツリーの香りと暖炉の木がパチパチっと燃える音、ああ、クリスマスだな、と実感する幸せな時です。


他にもロンドンで、英国人と同じようにクリスマス気分を満喫したい、という方におすすめなのがハイドパーークにあるウィンターワンダーランド。ドイツの会社が主催しています。どうしてドイツなの、と思う方も多いでしょうが、もともとクリスマスツリーを飾る習慣はドイツからきています。ビクトリア女王陛下の夫だった、ドイツ人のアルバート陛下が英国に広めたのです。もともとクリスマスマーケットを訪れるために12月になるとドイへ週末旅行する英国人がとても多いのです。そこに目を付けたこのドイツのクリスマスマーケットの会社がハイドパークでウィンターワンダーランドを開催し、大盛況となり、毎年あたらしい乗り物や飲食業も

参加して今ではロンドンの冬の風物詩となりました。最近では多くの英国企業も参加しています。


普通の乗り物には予約は必要ありません。クーポンを購入します。ただ、あっという間に100ポンド、200ポンドと使い切ってしまいます。



(写真 ウィンターワンダーランド)



もうひとつは屋外スケート場でしょうか。特に夜は寒いですけれどとてもロマンティックです。ただし、英国のティーンエージャーの典型的な冬のデートですので、そのラブラブぶりに圧倒されないように。


ご夫婦の場合には、こちらもまけずにイチャイチャとしちゃいましょう!!


ウィンターワンダーランド、ナショナルヒストリーミュージーアム、ハンプトンコートパレスが有名です。すべて予約が必要です。



(写真 屋外スケート場 ウィンターワンダーランド)


(写真 屋外スケート場  ナショナルヒストリーミュージーアム

(写真 屋外スケート場 ハンプトンコートパレス)


今年も皆様、お世話になりました。


メールサーバーに問題が発生し、受信に問題が起こりました件では多くの生徒様にご迷惑をかけてしまいました。お詫びの品を順次送らせていただいております。来年からはサーバーも変わりますので、このようなことは起こらないことを願っています。


皆様はクリスマス・年末年始はどちらでお過ごしでしょうか。


私はほかの友人たちと一緒に例年通りスイスです。今年はクリスマスもこちらで過ごしており、今も外は雪が降っています。ホワイトクリスマスですね。雪のコンディションも大変よく、スキーも毎日楽しんでします。


楽しいクリスマスとよいお年をお迎えください。


2012年もよろしくお願い致します。

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