女王陛下90歳のお誕生日

昨日4月21日は女王陛下の90歳のお誕生日でした。


女王陛下には2つのお誕生日があります。 Actual Birthday とOfficial Birthdayです。 Actualつまり、実際の誕生日というのが4月21日、エリザベスとして生を受けた日、 オフィシャルバースデーは連合王国、英国連邦の女王としてのお誕生日、つまり女王に即位した日です。

 
連合王国というのが日本語での正式なイギリスの呼び方。なにしろ「イギリス」といっても United Kingdom, England, Britain, Great Britain といろいろな呼び名があります。 北アイルランドまでふくまれたのがUnited Kingdom、つまり連合王国になるわけです。 ただ、ふつう日本人が「イギリス」というと、どちらかというと主にイングランドを指していることが多いように思います。

 英国連邦は旧大英帝国のことです。英語では The Commonwealth of Nations といって現在も53か国の加盟国があります。 カナダをはじめとして、国家元首が女王陛下となりますので、大統領ではなく、総理大臣が政府の代表となります。 カナダのコインに女王陛下の顔が刻まれているのは有名ですよね。 通常、女王陛下はご自分のお誕生日、4月21日をウィンザー城で家族と静かに過ごし、オフィシャルバースデーである6月11日は 「女王陛下」として公式なお誕生日の行事に出席なさいます。

でも今年は90歳のお誕生日。ウィンザー城の外にでて、お祝いにかけつけた市民にお顔をみせてくださいました。 娘の寄宿学校が近いので、以前からママ友達がこの日はウィンザー城にいきましょう、と誘われていたのですが、大変なお祝いムードでした。

女王陛下への忠誠心で有名なカナダの国旗を掲げている人もいました。 女王陛下が亡くなったら英国連邦を脱退する、と宣言している国も多い中、やはりこのエリザベス女王陛下2世への忠誠心と信頼ははかりしれないものだと 実感した1日でした。






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