クリスマスショッピング、クリスマスツリー
12月に入り、皆毎日話題はクリスマスです。
「今年のクリスマスはどうやって過ごすの??」といった話題が必ず交わされるようになり、クリスマスのデコレーションをはじめ、クリスマスプレゼントなどクリスマスのためのショッピングは大変な量になります。
会社や私立学校では、クリスマスショッピングデーという、12月の平日の午後、お休みがあるところもあるほどです。
私のロンドンのスクールの生徒様でも、お子様の学校が午後から休みになった日があったのでびっくりした、という声もありました。
これは、週末は混んで買い物も大変ですし、また、奥様・ご主人さま・お子様などへのプレゼントが買いにくい状況にあります。
なにしろプレゼントは、クリスマスの日に開けるまでは秘密でなくてはいけないのですからね。
ご主人様はこのショッピングデーで会社が午後お休みになったとき、奥様へのプレゼント、お子様へのプレゼント、とくに「サンタさんからのプレゼント」も購入して隠しておけるわけです。
それ以外のプレゼントは隠す必要はありません。クリスマスツリーの下に、ラッピングをして(またはお店の方にしていただいて)おいておけばよいのです。プレゼントにはだれから誰へのプレゼントなのかも小さなタグに書き込んでつけておきます。
こっそり、「これはなんだろう」とツリーの下においてあるプレゼントを振っている子供を映画などでみたことはありませんか?ちなみにクリスマスツリーは本物の木がよいですね。
12月になると街のあちこちでクリスマスツリーが売れられています。イギリスの家は日本にくらべると天井が高いので、2メートルぐらいの木が一番うれているようです。金額はだいたい2メートルで60ポンドから100ポンドくらいです。
日本でよくみかけるプラスティック製のツリーのことを、artificial tree といいますが、毎年同じものを使うということから、あまり金銭的に余裕がない家庭のものと考える方が多いようです。
特にバブルがはじけたイギリスでは「今年はアーティフィシャルのツリーでがまんしなくちゃ・・・」と悲しそうにいう声を多く聞きます。ある駐在員の方が、日本の感覚でこのアーティフィシャルの木を飾っていたら英国人のお友達から「どうしたの?ご主人さまのお仕事大丈夫?」と聞かれて驚かれたそうです。
慣習の差というのはおもしろいですよね。
クリスマスツリーのデコレーションは代々そのファミリーに伝わる伝統的なデコレーションが多いですが、毎年かわる流行をおいかけるセレブの方ももちろんいらっしゃいます。
私のご近所のロックスターの方は、今年のクリスマスのデコレーション(ツリーを含む)だけで10万ポンド(約1千5百万円)以上かけたそうです・・。セレブといわれるだけのことはありますね・・。
ちなみに今年のツリーデコレーションの流行は、「ビビットカラー」です。高級デパートには目が開けれらないほど華やかな、たくさんの色のツリーデコレーションがいっぱいです。