トイレ、ラバトリー

英国人のお宅におよばれをして、多くの日本人の方がおどろかれるのが美しいお手洗い。


ちなみに英語では、『トイレ』というのはあまり良くない言い方です。ただしくはラバトリー(lavatory)です。英国王室のウィリアム王子(故ダイアナ妃、プリンセスダイアナの長男といったほうがわかりやすいでしょうか)のガールフレンド、ケイトさんのお母様が女王陛下にお会いしたときに、女王陛下の前で、ラバトリーではなく、トイレと言ったということが大騒ぎになったことがありました。お母様がそのような言葉づかいをするようでは、ケイトさんは将来の女王にはうさわしくないということで二人が一時別れさせられてしまったのです。

もちろんお友達同士ならトイレ、で大丈夫です。

さて話が戻りますが、英国ではお手洗いが2つ以上ある家は少なくありません。お客様用と家族用にわかれていることが多いです。特にお客様用のお手洗いには、たくさんの香水を置いておきます。これは、通常お茶やディナーにいらっしゃるお客様はあまり強い香水をまとわずに(英語では香水は着る、と表現します)いらっしゃいます。お帰りになるとき、もしくは食後のコーヒーをお出しするときにお気に入りの香りをまとってかえっていただくわけです。お子様用のコロンもお忘れなく。なにしろ、リトルレディー&ジェントルマンなのですから。


ホテルやデパートのお手洗いにも香水がたくさんおいてあるのはそのためです。お金を支払う必要はありません。お好きなものをご自由にお使いください。

タオルは1枚を共有するのではなく、ハンドタオル(約35センチ×35センチ)をたくさん重ねておいておきます。できれば蓋付きのバスケット等をおいておき、お客様には、使用後そバスケットにいれていただきます。

ここで、そのラバトリーに必ず必要な、英国セレブ御用達グッズですが、モルトンブラウンという会社のハンドソープ、ハンドローションは必需品です。日本でもホテルのアメニティーとして一部手に入れることができるようです。

いろいろな香りがあるのですが、やはりローズが一番おすすめです。
ラバトリーいっぱいにローズの香りが広がり、ローションで手はすべすべになります。

いつまでも心地よいローズの香りが手に残っているので、ちょっとご機嫌でいられます。ちょっとしたアメニティーでだけで気分が良くなる、そんな気遣いが嬉しいですね。


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