ブログ イギリス、欧米の文化・離婚事情1
昔は宗教的な理由から離婚はせずにお互い別居をして愛人をかかえるというのが普通でしたが今は21世紀。情報伝達の発達も伴い、自分の気持ちに正直に生きる人が増えてきました。これによって離婚率が急上昇。
フランスではどうせ離婚するのだからはじめから結婚せずにパートナーとして子供を育てていくというカップルもかなりの数になります。私のフランス留学中に知り合った友人も、フランス人の彼の間に子供もできましたが結婚はしていません。「やはり日本人の自分にはいろいろな不安はある・・」と言っていました。
イギリスも離婚率は大変高いのですが、実はこの離婚率の高さの一つの理由には「階級」があります。
どういうことかというと、同じ階級どうしで親が喜ぶ結婚をしたけれど愛情がわかない、階級が違う相手に
どういうことかというと、同じ階級どうしで親が喜ぶ結婚をしたけれど愛情がわかない、
猛烈に恋をしたので、離婚して再婚するというパターン。(昔は愛人にしてしまったのでしょうが)逆に今は階級なんて関係ないさ、と階級を超えて結婚してみたものの、やはり愛だけではカバーできない現実に
気が付き離婚してお互い同じ階級の人間と再婚するパターン。
これはこれでみなが幸せと思うでしょうがそうはいきません。
特にイギリスではその離婚理由にかかわらず夫婦は財産を半分にしなくてはいけません。
主人の友人の英国人男性はいわゆる生粋のおぼっちゃま。その資産日本円になおすと約10億円。30歳の時に、まだ20歳そこそこのとてもかわいらしい階級がかなり下の女の子に恋をしました。周りの反対をおしきって結婚。二人の子供にも恵まれめでたしめでたしと思ったら、彼女、結婚4年目にして浮気をし、離婚を要求してきたのです。このうような状況でも結婚して二人も子供がいれば、財産は半分。見事彼女は日本円にして5億円を手にし、新しい彼氏と遊んで暮らす生活を手に入れました。
そんな彼女のことを「離婚成金」と呼びます。
かわいそうな主人の友人は奥様に浮気されただけではなく財産を半分ももっていかれて文字通り「ボロボロ」です。逆にこういった経験にも懲りずに何度も結婚・離婚を繰り返し財産をほとんどなくしてしまった男性のことを「離婚貧乏」と呼びます。