クリスマスイブ


英国では、12月25日クリスマスは家族で過ごします。

逆にクリスマスイブはパーティーやクリスマスドリンクなど、友人達と過ごすことが多いです。

ハロッズの今年のテーマは「オズの魔法使い」

写真のような巨大な足をはじめ、夜はハロッズ全体が緑色にライトアップされてとてもきれいです。
1月6日まではクリスマスシーズンですので、まだ見ていないという方はぜひ。

ファミリーに人気なのが、このハロッズ5階(英語では4th フロアーになります)のジョージアンレストラン。

席はほとんど大きなグループ用にセッティングされています。この日は予約がないと入れないので、最低1か月前には予約をいれておきます。

私たちも、子供のいる友人たちと一緒にクリスマスイブのランチをジョージアンレストランで楽しみました。

このレストランはブッフェ(バイキングは和製英語です。欧米では使いませんので気をつけましょう)が有名です。アラカルトもありますが、ほとんどの方はブッフェを楽しみます。

ブッフェは、スターター(前菜)、メインカービング(メイン・ローストビーフ、ターキーをシェフが切り分けてくれます)、デザートとわかれていますので、順番通りにいただきます。

フィンガーブッフェとは違い、正式なブッフェでは、たとえば前菜を何度もとりにいくというのはマナー違反です。席にはカトラリーがきちんとセッティングされていますので、1コース当たり1回しかそのカトラリーは使用できません。ブッフェだからサービスもカジュアル、ということはここではありません。

コースごとに、食事が終了するとすぐにお皿とカトラリーをさげてくれます。そうしたら、次のコース料理をとりにいきましょう。

子供たちもたくさんのお料理を前に、お父様やお母様と一緒に、楽しみながらとっています。

このレストランは、通常でも有名人といわれる方々が多いのですが、今年のイブにはビクトリア・ベッカム、デビットベッカムご夫妻がお子様たちと親族の方々とお食事を楽しまれていました。

イブは多くのお店が早く閉店します。ハロッズも午後4時に閉店です。



午後12時から3時間かけてゆっくりと会話を楽しみながら食事をし、この後はハイドパークでクリスマスシーズンだけオープンする「ウィンターワンダーランド」へ行きました。

ハロッズのジョージアンレストランで食事をしてハイドパークのウィンターワンダーランドへ行くというのが
ここ数年のイギリス人ファミリー達の間で定番のイブの過ごし方となっています。

ワンダーランドは、アイススケート、多くのクリスマス商品を扱ったお店、トナカイのコースターなどのりものもたくさんです。すべてトークン(チケット)になっていますので、トークン売り場をみつけたらすぐにトークンを購入しましょう。

夜はライトアップされて本当にきれいです。日本からお越しになるときには、ドーチェスターホテルに宿泊することをおすすめします。


ハイドパークのまわりにはたくさんのホテルがありますが、ドーチェスターホテルはワンダーランドの入り口からすぐですし、マライア・キャリー、ニコール・キッドマンなど多くのハリウッドスターが宿泊し、クリスマスキャロルアフタヌーンティーなどクリスマス気分を満喫できます。

この後は、家に戻り、夕方にかけて教会に出かけます。

最近はクリスマスイブにしか教会に行かないイギリス人が増えているといわれていますが、その通り、クリスマスイブは子供連れの家族でいっぱいです。

教会の近くに住んでいる方は、そのまま「クリスマスドリンク」といわれるカナッペとシャンパンというレセプションスタイルのカクテルパーティーを開く方も多いです。

こうして友人たちと楽しくクリスマスイブの1日を・・「クリスマスは愛する人(達)と一緒に過ごす」のです。

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