サルディニア,今回はホテルロマッジーノ

私は今サルディニアに滞在しています。

サルディニアの北部「コスタスメラルダ(エメラルド海岸)」のことは去年5月にも書きましたのでよかったらみてくださいね。

シーズン中の5月中旬から9月中旬まで何度も訪れますが、今回はホテル・ロマッジーノをご紹介します。

このホテルは、カルデボルペホテルのライバルといってもよいでしょう。小さなお子様がいる方にはこのロマッジーノを絶対におすすめします。私たち家族はロマッジーノのほうが好きです。世界一ともいわれるキッズクラブ、子供専用のウェイターなどもういたれりつくせり。ほとんどの子供がプライベートジェットかファーストクラスしか知らない、そんな超VIB(セレブキッズ)もご満足のサービスです。「子供は明日の大事なゲスト」つまり、この子供たちは大人になって大切な客として戻ってくるわけです。今回宿泊したのは1ベットルームスイートルーム。サルディニアスタイルの天蓋つきベットが特徴です。

(写真 サルディニアスタイル 天蓋つきベット)

広いバルコニーにはサンデッキもついています。子供には子供用の部屋を予約します。子供たちはキッズクラブで知り合った子供を自分の部屋に招待します。両親と一緒の部屋、というのはかなり肩身がせまくなります。いろいろな国籍の子供たちが集まっているからこそ「社交術」を今のうちから学んでいくわけです。

2部屋で1泊3000ユーロ(約40万円)以上、最低1週間は滞在しますので宿泊料金だけでも1週間300万円はします。でもそれだけの価値があるホテルです。ホテルから外にでる必要はまったくなく、白い砂とエメラルドの海、プール、キッズクラブなどすべてホテルの敷地内にあります。毎年同じ客がやってきますのでスタッフはゲストの名前を覚えていますし、ゲスト側もほとんどのスタッフを知っています。ビーチのデッキチェアーは滞在中同じチェアーになりますので、朝早くからチェアーを確保する必要はありません。ビーチでもプールでも、すぐにスタッフがタオルをチェアーにかけてくれます。もちろんタオルは使いたいだけ頼んでください。

(写真 プール、エメラルド色の海と白い砂浜)

食事はもちろん最高のイタリア料理です。前菜はブッフェとなりますが、パスタ・メインコースすべてがシルバーサービスとなります。シルバーサービスとはそれぞれのお料理をフライパンまたは大皿に盛り付けてゲストに見せ、それからゲスト用のお皿に取り分けるサービスで、もっともフォーマルなサービス方法とされています。シルバーサービスというのは、ウェイターが銀器を使って取り分けることからです。

(写真 シルバーサービス)

サルディニア特産のボッタルーガ(ボラのカラスミ)はもう絶品です!写真のボッタルーガ入りボンゴレは有名です。

(写真 ボッタルーガ入りボンゴレ)

ドイツやイタリアの超有名自動車メーカーのオーナー家族、サッカー選手、俳優、ニュースキャスターなども多く宿泊しています。このような素晴らしい環境の中でビジネスや投資の話をする方も少なくありませんし、今後のビジネスにも結びついていきます。まさに「ヨーロッパ夏の社交場」なわけです。

このホテルで特に目立つのが、「トロフィーワイフ」です。トロフィーワイフとは他人に自慢するための奥様です。

トロフィーワイフは子供が何人かいて、ナニー(子守)を連れています。まだ生後数か月の赤ちゃんがいるのに体系はすっかりモデル体系に戻っています。このホテルには海をみわたす場所に大きなジムがあります。

こんなきれいなビーチがあるところで、誰がジムなんか利用するのだろう、と初めに訪れたときに思ったものですが何度も訪れるうちに、このジムはトロフィーワイフたちのものだということがわかりました。

彼女たちはホリデー中も毎日3時間はジムで過ごします。美しくいるためにはやはり努力が必要なのですね・・・。

トロフィーワイフ達は家事も育児もする必要はありません。チャリティー活動も必要ありません。必要なのは容姿だけ。

そういう意味では厳しい世界です。容姿が崩れたら・・もちろん即離婚です。

トロフィーワイフを持つ男性は、いわゆる成金(サッカー選手やロック歌手も含む)の男性たちです。ジェントルマン階級の男性達は社交ができるいわゆる「頭脳もある」奥様が必要なのですから。

日本ではなかなかサルディニアに夏のシーズン中何度も訪れるということは難しいかもしれませんが、アメリカからもたくさんいらっしゃいますし、今年ははじて中国からの方もおみかけしました。

ビジネスは「社交」から。素晴らしい製品を作れる日本なのです。今後は社交にも力をいれられる企業が増えてほしいものです。

ロンドンでジェントルマンコースを受講なさる日本人男性の多くが同じことをおっしゃっています。

「日本人は本当の社交を知らない。欧米人の社交場に関しての会話に全くついていけなくてつらい思いをすることが多い」と。

オフィスにいることだけが仕事ではないのですから。日本人も今後、欧米人のように社交ついでのたくさんのホリデーができるようになるといいですね。

そう、クウォリティーオブライフ、人生は楽しむもの、なのです!!

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