ブログ 英国での暴動・英国最高級ホテル、サボイ

2ヶ月ほどブログを書く時間が無く、長らくお待たせいたしました。

ここのところ、自分の新しい本の執筆をするためにスイスで時間を過ごすことが多かったのですが、6月の末からは、さらに友人の雑誌社の撮影協力のため、スイス・カリブ海に長期滞在をし、その間に家族とフィンランドへ旅行と、家に戻らない日々が続いていました。

雑誌撮影はとても楽しかったです。

この雑誌、ヨーロッパのセレブの方々用なのですが日本語でも発行してくれるよう現在交渉中です!

また9歳の娘もフェンディの子供服のモデルに起用され、衣装合わせにいったときにそのたくさんの洋服に囲まれ、目を輝かせていました。


そんな中、ロンドンで暴動がおきました。これは労働者階級の若者を中心とした「社会に不満がある者」通常ギャングとよばれる若者たちによるもので、今はじまった問題ではありません。 

英国の前世紀から続く階級社会の問題を浮き彫りにしたといわれています。

その後、バーミンガム、リバプール、マンチェスターなどの地方都市にも広がりました。

ギャングが住む場所には絶対に近寄らないことです。それ以外の場所は安全ですので、安心してください。

安いからという理由で、そのような場所に住んだり、滞在しないようにしてください。

ギャングの目の前をブランド物を持った日本人が歩いたりしたら、これは「襲ってください」というようなものです。

ロンドンならサウスウェストといわれる南西部は閑静な住宅地が多く安全です。

日本と違い、英国はもちろんヨーロッパには階級社会が存在し、住む場所もおよそ決まっているということを忘れないようにしましょう。 

現在円高でもちろん輸出がうまくいかず、日本経済にとってはよくないのでしょうが、観光客として英国にいらっしゃった方は十分に楽しまれてください

特に高級ホテルに滞在されるというのはいかがでしょうか?以前の半額以下で、世界でもトップレベルの超高級ホテルに宿泊することができます。 

ロンドンのホテル宿泊料金はとても高いといわれており、1泊1000ポンド以上(約10万円)するホテルも少なくありませんが、バトラーつき、ロールスロイスが迎えにきてくれるなどそのサービスは日本ではなかなかないものです。

先日、私の誕生日ということで、ロンドンのサボイホテルで週末を過ごしました。 サボイホテルは英国、いえ、世界でも最高級ホテル、その滞在者名簿は王族からハリウッドスター、実業界の著名人まで、大変華やかです。 また、このサボイで歴史が決まったことも多くあったと言われています。


(写真 英国最高級ホテル サボイ )


(写真 サボイナンバーのロールスロイス)


写真のように、希望すればサボイナンバーのロールスロイスでお迎えにきてくれます。

中はもう、本当に素晴らしくて、全く揺れません。このような贅沢なホテルに滞在するときには到着からエレガントに、です。男性はスーツを着る必要はありませんが、必ず長いパンツ(ズボン)と襟のあるシャツを着用しましょう。

サボイに到着すると「Welcome to the Savoy !」(ようこそサボイへ)とドアマンやフロントマンが出迎えてくれます。このような高級ホテルでは絶対に荷物を正面玄関から入れてはいけない、というルールがあります。

万が一電車などで到着した場合(ないと思いますが)ドアマンがすぐに荷物を持ってくれますので彼らにまかせてください。 サイドドアに持って行ってくれます。 絶対に大きな荷物を持ったままフロントドアから中に入らないように。 そうならないように入り口がせまくなっているのです。その場にふさわしくない人は入場を断られます。

このようなホテルではスイートルームに宿泊しましょう。サボイでのお勧めのお部屋は「リバービュースイート」です。もちろんご予算が許す方は、ロイヤルスイートへご宿泊ください。1泊1万ポンド以上(約130万円)ですが、もちろんすばらしいお部屋です。リバービュースイートは1泊3000ポンド(約40万円)とロンドンにしては良心的な金額でおすすめです。


(写真 リバービュースイートのリビングルーム)


(写真 部屋からの眺め)


ビックベン、国会議事堂、ロンドンアイ、テムズ川などが一望できるこのお部屋はまさに「ロンドン」。スタッフは皆フレンドリーで紳士的です。すぐに宿泊者の名前を覚え「~様、ごきげんよう」といったように名前で呼んでくれます。


(写真 クラシックスタイルのバス)


アフタヌーンティーも、もちろん有名で素晴らしいです。ただ残念なのは、アフタヌーンティーだけにホテルを訪れる、という方が多いことです。アフタヌーンティーだけではそのホテルの素晴らしさはわかりません。ホテルのアフタヌーンティーだけを訪れて「このホテルがよかった」とか「悪かった」とか言っている方がいらっしゃいますけれど、ぜひ宿泊していただきたいものです。

ホテルはアフタヌーンティーだけのためにある
のではないのですから。ロンドンにお住まいの英国人でも、パーティーのときやご夫婦で過ごす週末などにはよくホテルに宿泊します。スイートルームに宿泊しますとチェックインなどする必要はありません。直接お部屋にバトラーが案内してくれ、ウェルカムティーやウェルカムドリンクをいただきながら、荷物をほどいてもらったり、洋服にアイロンがけを指示したりとバトラーにしてほしいことを伝えます。彼らは最高のサービスをするためにいるプロフェッショナルなのです。なんでも頼みましょう。

円高の今、ぜひ経験していただきたいのはヘリコプターで空からロンドンをみること。テムズ川沿いに広がる素晴らしい建物、まさにピーターパンの世界です。金額はシャンパンつきで30分3000ポンド(約40万円)(プライベート使用の場合)。ロンドン上空で「シャンパンでの乾杯」素晴らしい経験です。


(写真 ヘリポートラウンジ)


(写真 ヘリポートにはハロッズのヘリコプターも)


(写真 ヘリコプターからみるロンドン)

ヘリポートはバタシーにあります。中にはハロッズのヘリコプターもあり、役員や顧客を田舎の広大なカントリーハウスから送迎をするわけです。個人所有のカントリーハウスにはヘリポートがあるのが普通です。車なら渋滞などで3時間かかってしまいますが、ヘリコプターなら30分です。こういう方々と待っている間に話しをするというのも楽しみのひとつでしょう。

どうみても80歳くらいの、大変な
ジェントルマンとどうみてもお嬢様やお孫さまにはみえない、大変美しくてお若い女性とご一緒というカップルも目立ちます。交際中にウィリアム王子がキャサリンさんのご実家へヘリコプターで会いにいらしたそうですが、英国人のお坊ちゃまとお付き合いするには、お嬢様のほうもヘリコプターが着陸できるくらいの庭(といっていいのでしょうか・・?)をもっていないといけませんね。

前にもブログで書きましたが、当時8歳の娘が友人にヘリコプターで会いに行ったことを思い出します。ヘリコプターというのは日本人が考えるよりも身近な手段なのでしょうか。

昼間の移動はロールスロイスでも、夜はストレッチリムジンでゆっくりとシャンパンをいただきながらロンドンの夜景を楽しむというのはいかがでしょうか。見慣れた景色でも、方法をかえると急にロマンティックになるから不思議です。


(写真 夜はリムジンで)


(写真 ロマンティックなロンドンの夜景)


ロンドンにお住まいの方も、観光で訪れた方も、観光ブックに書いてあるようなことではなくて、ゆっくりと贅沢な、こんな楽しみ方もいかがでしょうか。

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