バルセロナ
英国はすっかり冬。
8月からはじまっていたクリスマス商戦。8月には全くクリスマス気分ではありませ んでしたが、今は「今年のクリスマスはどうするの?」 という会話ばかりになってきました。
10月、11月は「ショートブレーク」「ロングウィークエンド」と呼ばれる、 ちょっとした週末旅行に でかけることが多くなります。忙しくなるクリスマス前、チャリティーパーティーや 社交界デビューパーティー(デビタンス)、 クリスマスパーティーの前にちょっと一息、なのです。
私の秋のショートブレイクは、イタリアのベニスとスペインのバルセロナでした。 ユーロのお荷物PIGS(ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペイン)と呼ばれている 国の一つスペインでは、 若者の失業率が50%を超えていますが、英国人やドイツ人にとっては、投資 のチャンスということで、 不動産を買い占めています。
バルセロナ中心地のプールつき1件建てが1億ユーロ!
英国ではやっとせまいフラットが買える程度です。 その上バルセロナなら都市でありながら、中心地から海まで歩いて10分。別荘好き の英国人がほっておくはずがありません。 もともとバルセロナを中心とするカタローニャ地方は英国が支援していた独立国でし た。 海・山・抜群の気候をもつバルセロナですが、ジブラルタルというおいしいそうな土地を差し出されて あっという間に英国人が支援を中止。カタローニャはスペインに併合されてしまいま した。
このような歴史背景があって、今でも英国人社会・英国資本が根強く残っています。
ガウディによる歴史的建造物があふれるバルセロナは最近日本人観光客にも大人気の場所なのだそうですね。 その理由に、「窮屈なマナーもなく、気軽に楽しめる」ということが理由のひとつに なっていました。 確かに英国・フランスなどに比べれば、レストランでのテーブルマナーや注文方法な ど気にしなくてもよい場合は多いです。 でも、「最低限のマナー」というものはあります。
バルセロナの海岸のレストランで友人と食事していたときのこと。となりに若い日本 人男性二人が案内されてきました。 このレストランは観光客とバルセロナに住む「セレブ」が混在する場所。ハンバー ガーなども昼はサービスされていますので、 それだけを頼む観光客もおおいですけれど、前菜・メインをたのめばあっという間に 二人で150ユーロは超え、いつもそういった注文 だけをしている方々も多いのです。
そこでこの日本人2人組は、注文をとりにきてほ しいのか、メニューをふりはじめました。まわりの 人達がびっくりして彼らを見つめ始めますが、やめずに その後は手を大きくふり始め、「注文とりにこないじゃん」。。。いくらスペインで もこれではひどすぎます。
ヨーロッパのレストランには必ずウェイター・ウェートレスが受け持ちのテーブルを 持っています。これ以外には サービスしないと徹底している場所も多いのです。必ず担当のウェイターがきますか らそれまで待つこと。待てないのなら、 ファーストフードの店にいくべきです。
その後も必要なら担当のウェイターの目をみ てうなずけばいいのです。 きちんとしたお客にはウェイターもきちんとしたサービスをしてきます。普通は担当 者が何度もやってきて、「お食事の味はいかがですか?」 「何か必要なものはありませんか?」と聞いてくるものです。
当然この二人のテーブルを担当しているウェイターは、彼らをみてそのまま無視。か わりに隣にすわっている私たちのほうへやってきて「何か御用はありませんか?」 一緒に食事をしていた英国人の友人が、もうたまらなくなって、「この二人日本人で しょう?注意してあげた方がいいわよ」。と私に言ってきました。 彼らに「そういうことはやめたほうがいいですよ。やめたら担当のウェイターがきますから」 と伝えるとけげんそうな顔をしていましたが、その後やっと意味を理解してくれたよ うです。
カジュアルな国でも、「客ならなにをしてもいい」ということはないのです。 気持よくサービスをうけるには、最低限のマナーがあるということを忘れないように しましょう。
バルセロナには友人も多いのでよく出かけます。 ホテルは、中心地でショッピングを楽しむのならマンダリンオリエンタルホテル、素 敵な海の眺めを楽しみ、パーティーなど大人のナイトライフを楽しむのならWホテルがおすすめです。
Wホテルのプールサイドパーティーや最上階のエクリプスバーはとても有名です。 きれいに着飾った女性たちが多く、「カジュアルなバルセロナ」というイメージとは 違った、 ポッシュなバルセロナライフスタイルを楽しむことができます。 もちろん世界的に有名なバルセロナフットボールチームFCBのフットボーラー達もよ く遊びに来ます。
また、ロンドンにくらべれば安いVIPテーブルでは、英国人・ロシア人のお金持ちを 多くみかけます。 VIPテーブルは、ボトルを頼めばよいだけなので、最低金額250ユーロ(4名)か ら予約できます。 このような場所で楽しむにはこれは必ずVIPテーブルを予約しておきましょう。
VIPテーブルにも必ず担当のウェイトレスがつきます。最後にティップを忘れずに。 ティップは必ず紙幣で、20ユーロから50ユーロが相場です。もちろんロシアの大 金持ちの方のように 3000ユーロのティップを渡せば、次に行ったときにすぐに飛んできてサービスし てくれることでしょう。
8月からはじまっていたクリスマス商戦。8月には全くクリスマス気分ではありませ んでしたが、今は「今年のクリスマスはどうするの?」 という会話ばかりになってきました。
10月、11月は「ショートブレーク」「ロングウィークエンド」と呼ばれる、 ちょっとした週末旅行に でかけることが多くなります。忙しくなるクリスマス前、チャリティーパーティーや 社交界デビューパーティー(デビタンス)、 クリスマスパーティーの前にちょっと一息、なのです。
私の秋のショートブレイクは、イタリアのベニスとスペインのバルセロナでした。 ユーロのお荷物PIGS(ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペイン)と呼ばれている 国の一つスペインでは、 若者の失業率が50%を超えていますが、英国人やドイツ人にとっては、投資 のチャンスということで、 不動産を買い占めています。
バルセロナ中心地のプールつき1件建てが1億ユーロ!
英国ではやっとせまいフラットが買える程度です。 その上バルセロナなら都市でありながら、中心地から海まで歩いて10分。別荘好き の英国人がほっておくはずがありません。 もともとバルセロナを中心とするカタローニャ地方は英国が支援していた独立国でし た。 海・山・抜群の気候をもつバルセロナですが、ジブラルタルというおいしいそうな土地を差し出されて あっという間に英国人が支援を中止。カタローニャはスペインに併合されてしまいま した。
このような歴史背景があって、今でも英国人社会・英国資本が根強く残っています。
(写真 バルセロナ)
ガウディによる歴史的建造物があふれるバルセロナは最近日本人観光客にも大人気の場所なのだそうですね。 その理由に、「窮屈なマナーもなく、気軽に楽しめる」ということが理由のひとつに なっていました。 確かに英国・フランスなどに比べれば、レストランでのテーブルマナーや注文方法な ど気にしなくてもよい場合は多いです。 でも、「最低限のマナー」というものはあります。
バルセロナの海岸のレストランで友人と食事していたときのこと。となりに若い日本 人男性二人が案内されてきました。 このレストランは観光客とバルセロナに住む「セレブ」が混在する場所。ハンバー ガーなども昼はサービスされていますので、 それだけを頼む観光客もおおいですけれど、前菜・メインをたのめばあっという間に 二人で150ユーロは超え、いつもそういった注文 だけをしている方々も多いのです。
そこでこの日本人2人組は、注文をとりにきてほ しいのか、メニューをふりはじめました。まわりの 人達がびっくりして彼らを見つめ始めますが、やめずに その後は手を大きくふり始め、「注文とりにこないじゃん」。。。いくらスペインで もこれではひどすぎます。
ヨーロッパのレストランには必ずウェイター・ウェートレスが受け持ちのテーブルを 持っています。これ以外には サービスしないと徹底している場所も多いのです。必ず担当のウェイターがきますか らそれまで待つこと。待てないのなら、 ファーストフードの店にいくべきです。
その後も必要なら担当のウェイターの目をみ てうなずけばいいのです。 きちんとしたお客にはウェイターもきちんとしたサービスをしてきます。普通は担当 者が何度もやってきて、「お食事の味はいかがですか?」 「何か必要なものはありませんか?」と聞いてくるものです。
当然この二人のテーブルを担当しているウェイターは、彼らをみてそのまま無視。か わりに隣にすわっている私たちのほうへやってきて「何か御用はありませんか?」 一緒に食事をしていた英国人の友人が、もうたまらなくなって、「この二人日本人で しょう?注意してあげた方がいいわよ」。と私に言ってきました。 彼らに「そういうことはやめたほうがいいですよ。やめたら担当のウェイターがきますから」 と伝えるとけげんそうな顔をしていましたが、その後やっと意味を理解してくれたよ うです。
カジュアルな国でも、「客ならなにをしてもいい」ということはないのです。 気持よくサービスをうけるには、最低限のマナーがあるということを忘れないように しましょう。
バルセロナには友人も多いのでよく出かけます。 ホテルは、中心地でショッピングを楽しむのならマンダリンオリエンタルホテル、素 敵な海の眺めを楽しみ、パーティーなど大人のナイトライフを楽しむのならWホテルがおすすめです。
(写真 マンダリンオリエンタルホテル)
Wホテルのプールサイドパーティーや最上階のエクリプスバーはとても有名です。 きれいに着飾った女性たちが多く、「カジュアルなバルセロナ」というイメージとは 違った、 ポッシュなバルセロナライフスタイルを楽しむことができます。 もちろん世界的に有名なバルセロナフットボールチームFCBのフットボーラー達もよ く遊びに来ます。
また、ロンドンにくらべれば安いVIPテーブルでは、英国人・ロシア人のお金持ちを 多くみかけます。 VIPテーブルは、ボトルを頼めばよいだけなので、最低金額250ユーロ(4名)か ら予約できます。 このような場所で楽しむにはこれは必ずVIPテーブルを予約しておきましょう。
VIPテーブルにも必ず担当のウェイトレスがつきます。最後にティップを忘れずに。 ティップは必ず紙幣で、20ユーロから50ユーロが相場です。もちろんロシアの大 金持ちの方のように 3000ユーロのティップを渡せば、次に行ったときにすぐに飛んできてサービスし てくれることでしょう。
(写真 Wホテル スイートルームからの眺め、スイートのテラス・部屋)